僕は戦国武将が好きでアイドルも好きだ。
数年前からアイドル戦国時代といわれ、新人アイドルがシャボン玉
のように、次から次へと生まれては儚く消えてゆくなか、今年結成
10年目を迎える3人組ダンスポップユニットNegicco(ネギッコ)がいる。
最近はメジャーなメディアの露出も多くなったので、知っている
人も多いと思うが、彼女たちは新潟出身ということもあり、笹だんご
のような愛されキャラと、電光石火かんずりのようなキレキレの
ダンスパフォーマンスを武器に持つ、僕のなかでは3本の指に入る
戦国屈指のアイドルなのだ!メンバーは「Nao☆」「Megu」「Kaede」
Negiccoは、新潟の名産品「やわ肌ネギ」のキャンペーンユニット
として結成され、ご当地アイドルとして活動するも、養成スクール
の廃校、レコード会社の倒産、メンバーの脱退など、解散も余儀な
くされうる状況の中、非運と苦難を乗り越えてきた下積み経験をもつ。
普通、メジャーになればなるほど、東京を拠点に活動すると
思うんだけど、彼女たちは違う。
東京で仕事がある時は、ジモティー新潟から車で通うのだ。
そしてその活動方法が、
かつての越後の軍神上杉謙信が、他国から救援を要請されると、
秩序回復のために、幾度となく関東へ出兵した歴史とダブり、
Negiccoが「義」を重んじる上杉謙信と、どうにも重なってしまうのだ。
そしてほかのアイドルには類を見ない「おもてなしの心」がある。
前回のきゃりーぱみゅぱみゅが才能開花型のアイドルなら、Negiccoは
努力蓄積型・叩き上げ型と言えるんじゃないか。
不遇の時代を経験しているNegiccoのなかでも、リーダーNao☆の名言で
心に残る言葉がある。
「夢を叶えた人は夢を諦めなかった人」
彼女たちの夢は、武道館のステージに立つことだ。
先日のデータで夢をあきらめる平均年齢が24歳なら、Negiccoだって
そろそろ正念場なんだよね。
でも最近思うことがある。
義を重んじ国益(新潟)を第一に考え、要請があれば何処へでも駆け付ける。
上杉謙信が、はじめから天下を統一する気がなかったように、
Negiccoも、そもそもアイドルの頂点に立とうなんて最初から思って
ないんじゃないかと。
8か月ぶりにNegiccoの新曲・愛のタワー・オブ・ラヴが発売されるので、
タワーレコードに予約をしに行ったら、プロデュースが専属のように
担当してきたconnieさんから西寺郷太さんに代わるらしい。
ブレイク直前といわれるなか、勝算があってのことなんだろうけど、
川中島最後の秘策となるのか、僕は期待しています。
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