シェールガスという聞き慣れない言葉が活発になっているようだ。
聞いたことがないので調べてみると、シュールガスは堆積岩の
一種で、天然ガスの資源として注目されている。
アメリカではすでに1990年代から研究が行われていて、7年後の
2020年までに北米の天然ガスのうち、50%以上がシェールガスに、
またマサチューセッツ工科大学によると、アメリカ合衆国の
全エネルギー需要のうち40%を将来的にまかなうようになるらしい。
なぜ100年に1度の世界革命と言われるのかについては、エネルギーが
現在の石油からガスへシフトしていくことで、それに伴う大規模な
投資が行われアメリカの金融経済は復活、世界経済をリードし続ける
というのだ。それにより日本の技術力と雇用も必要になるらしい。
さらにシェールガスを燃料にすることで、エネルギーコストが削減
できるので、航空業界は画期的な成長を遂げ、エネルギー資源の価格が
下落することで、国際関係が不安定になるらしい。
そしてエネルギーコストが下落することで製品価値も下がり、デフレが
深刻化するといった予想もしている。
世界的にみると、アメリカのほかにもカナダやオーストラリア・中国・
欧州などもシェールガスの掘削に積極的で、日本はどうかと思って
調べてみると、日本の地質が新しいので採掘はあまり期待できない
ようですが、外国で採掘を計画しているシェールガス事業については
積極的に参画を発表しています。
僕が思ったのは、オバマ大統領がシェールガスで温室効果ガスを抑制
できるとしながらも、学会や専門家の間では従来の石油や天然ガス
よりも排出量が多いと指摘していることです。世界的な不況といわれる
なか、マーケット市場や関連業界が活況を浴びるのはわかるのですが、
環境問題を不透明にするのもどうかなと思いました。
それと京都議定書が昨年暮れに8年延長になって、参加しないと決めた
日本はフリーライダーとか呼ばれてグダグダの状態ですよね。
シェールガスで世界革命といっても、地球温暖化の原因となるエネルギー
活用について、今後肩身の狭い思いをしなければならないのが必定なら、
将来にわたってアメリカの飼い犬になるのかなぁといった印象をもちました。
もうちょっと勉強したいと思います。